コンクールが終わってウィーンに戻ってきましたが、
なかなか元のペースに戻りきれない自分がいます。(笑)
そんなフワフワした自分に降りかかる災難。
今日、初めて電車の乗車違反で捕まりました。
普通に定期券を買っていたので、
たまに見かけるチケットコントロールの人たちを見ても動じずにチェックを受けたのですが、
学生証を持っていなかっただけで、無賃乗車と同じ罰金(それ以上?)を課されました。
あとあと定期券をよく見てみると、
Nur in Verbindung mit einem gültigen Berechtigungsausweis
と小さく書かれていました。
上手い訳ができないところが悲しいですが、要はこの定期券は、
「有効期間内の学生証明書を所持しているときのみ有効」
ということらしいのです。
夕方まで、かなりカーッとなっていたのですが、
冷静になった今は、確かに決まりは破っていたんだな・・・と。
改札もない、一見ゆる~いこの国では、
締めるところは徹底的に締めてくるんだなと、痛感しました。
まあ、罪悪感は全くないので(笑)、今回は運が悪かったということにします。
さて、ピネローロは良い思い出がいっぱいで幕を閉じたのですが、
最終日、せっかくなので近くのトリノという街を観光してきました。
運が悪いことに、月曜日はほとんどの観光名所・お店が休み・・・。
でもそれはそれで、ゆっくり散歩ができたので良しとします。
(小雨が降っていましたが・・・笑)
トリノで見るべきものはいくつかあるのですが、
今回は敢えて印象的だったものだけをご紹介します。
街を流れるポー川。
街の中心から歩いてすぐのところにあるこの川は、
その悠然さがとても存在感の強いものでした。
ドゥオーモ。
イタリア語で「神の家」という意味の、大聖堂。
社会科見学のような団体が同時に入場してしまったので、
厳かな雰囲気がなんだか少し違う感じになってしまいました(笑)
トリノには勿論、所謂ブランドショップといったものも沢山あるのですが、
こういったポー川や大聖堂のような、昔からその地にあるものとが共存していて、
それって日本ではあまり見られない光景なので、新鮮な感覚になります。
ウィーンでも同じことが言えるのですが、
むやみやたらに建物を増やしたりすることなく、
便利なものは必要な分だけに留めるというやり方は、
やはり日本と全然違うなと思いました。
別に、どちらも肯定・否定するつもりはありません。
僕は、ウィーンやトリノの街並みは素敵だなと感じますが、
生活観としては、やはり日本の方がいいので・・・(笑)
刺激に溢れた都会があって、
心から安心する田舎がある。
そのコントラストは僕にとって絶対に必要です。
ますます、日本の良さを再認識することとなりました。
(しつこいようですが、イタリアも良い国です。)
最後に、全く関係がありませんが、
日本の文化に久々に触れた・・・という意味で。
友達と、折り紙ってもう忘れたねーと話をした流れから、
まさかのグランドピアノの折り方があることを発見した友達と、
ついつい折ってしまった僕でした。
不細工すぎて、気に入りました。
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