2012/04/14

日本とウィーンとピアノと自分。

日本に来て、2週間ほど。


コンサートの情報をお知らせしなければ・・・と思いつつ、
しかし、色々考えることがありすぎて、
気づけば本日、日本での最後の本番が終わってしまいました。
(ごめんなさい!)




きっかけは、とある先生のレッスン。

一気に自分の課題が見え、
それがポジティブなエネルギーに働けばよかったのですが、
そうでない方向に働き、
ピアノの弾き方がわからなくなるという大変な状況に陥ってしまいました。


うーーん、このタイミングは如何なるものかと、
かなりへこみました。

じっくり悩みに更ける余裕はないからですね。


日本で待ち構えていた計4つの本番。

その一つ一つが自分にとって関門であり、
少しずつ課題克服と、演奏するにあたって必要な自信を取り戻すという作業でした。

演奏の質を純粋に振り返ると、反省すべき点はまだまだありますが、
精神的に、少し強くなれたような実感が得られた2週間でした。


ウィーンにきて、
自分はピアニストとしてどう有りたいかとか、
どういう音楽を通じてどんなことを伝えていきたいかとか考えていました。

でも、
何よりもその前に、
自分にはまだまだ根本的に鍛えていかなければいけない部分があって、
少々先(将来)を見過ぎていたのかな・・・と気づかされた日本滞在でした。

余計なことを考えずに、勉強に没頭できるという学生の特権を、
25歳ではありますが、まだまだ使っていいんだな、いや、使うべきなんだなと。

これは僕にとってはとても辛い事なのですが(笑)





でも、振り返ればピアノも遊びも充実した日本滞在でした!

待ちわびていたお花見も、楽しかったです。
特別なブランクのないはずの桜見もどこか新鮮で、
新たな出会いも沢山あって、良い時間でした。
四谷の土手にて。


































ソプラノ渡邉麻子さんとのコンサート。
短い期間でしたが、二人の音楽を一つにできるよう頑張った、充実の時間でした!
さて、どっちの写真が正しいでしょう!?









チャリティーコンサート、ベートーヴェンピアノソナタ演奏会も経て、
本日終演したベーゼンドルファーソロコンサート。
久々に僕の演奏を聴いてくれた母と姉。
客席に家族が見える感覚、懐かしかったな。意外と安心しますね(笑)

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