今年も既に、至るところでクリスマスマルクトが開き始めています。
こちらの季節感は、とてもシンプルだなと思います。
こうやって冬が始まれば、街にはイルミネーションが点灯し、
クリスマスマルクトでプンシュやらを飲みながら身体を温める。
夏になれば、外では半裸でせっせと日焼けをしたり、湖で泳いだり、
夜遅くまで店の外の席で、心地よい夜風にあたりながらお酒を交わす。
(勿論、やっていることは他にももっと沢山ありますが・・・)
ウィーンには二年間しか滞在しませんが、
きっとこれから先も、そう変わりなく、ここの人たちは毎年の季節を楽しんでいくんだろうなという、
決して失礼な意味はなく、容易に想像がついてしまうのです。
クリエイティブかと言われると、ちょっと返答に困る部分もありますが、
毎年裏切られることなく迎えられる、その感覚は、
もはや季節感の実感だけではないような気がします。
日本でいう、春の桜(花見)や夏の花火、秋の紅葉といったようなイベント的なものではなく、
もっと「生きている」という実感をおもわせるような、そんな存在とでも言うべきでしょうか。
僕にとっては、不思議な感覚です。
ようやく風邪も治り、長く続いた厄介な咳も止まりつつあります。
病床で培った読書癖は、おさまることがありませんが・・・。
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