2012/03/03

ピネローロという街で。

今、イタリアにいます!

というのも、留学生活が始まって、初めての国際コンクール参加のため、
イタリア・トリノの近くに位置するピネローロという街にやってきたからです。


まだコンクールは終わっていないのですが、
今回は残念ながら予選で敗退してしまい、昨日で僕のコンクールは終わってしまいました。





このコンクールは、比較的フリーに選曲できる課題となっていて、
僕が今回準備した曲は、

ドビュッシー:映像 第Ⅰ集より 「水の反映」「ラモーを讃えて」
シューマン:幻想曲 第1楽章
J.S.バッハ:トッカータ ホ短調
ベートーヴェン:ピアノソナタ  第17番  第1楽章
ドビュッシー:練習曲「アルペジオのための」
ブラームス:幻想小曲集 Op.116
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第30番 Op.109
シューベルト:ピアノソナタ 変ホ長調 D568
プロコフィエフ:ピアノソナタ 第7番「戦争」




全部で、2時間を超えてしまうプログラム。
新曲は3曲だけですが、それでもこれだけの曲を同時に準備することは、
僕にとって、とても大変なことでした。


勿論、準備を怠ったわけではないので、悔しい気持ちがないと言えば嘘になりますが、

同じコンペティターの中には、数々の国際舞台を踏んできた人たちがいて、
その人たちのこれまでの経験を聞かせていただいたり、
その人たちの本当に素晴らしい演奏を聴いたことで、

自分が実力をつけて結果を出していけるのは、これからだということ、
そして、それを焦る必要は全くないということ、

それがわかっただけでも大きな収穫でした!



シンプルなことに思えますが、意外とそうでもないんです。
音楽家という独特な職業柄のおかげで、意外と焦っている自分に気づかされました。



勿論、人間食べていけないと死んでしまうのですが(笑)
そのことは置いておいて、
音楽家としての人生を選んだ以上、それに生涯を捧げるというか・・・
ようやくその意味と、覚悟について考えられるようになってきました。

一度きりの人生、
どうせ、自分の好きなもの・嫌いなもの、やりたいこと・やりたくないことを取捨選択しているのなら、
選んだものはとことん極めてやろうじゃん!って。

覚悟って、その時その時の自分の甘さに気づかされて積み重ねていくものですが、
今もまた、一つ大きな覚悟ができたなと、
そういった充実を得ることができました。






今回、応援してくれた家族や友達、先生。
本当にいつもありがとうございます。






只今、セミファイナル真っ最中です!











 


  


















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