2012/06/07

折り返し地点。


本日、クラッセンでシューベルトを演奏してきました。

毎ゼメスターに2回ある演奏会、
2年間の留学で、計8回ある演奏会のうち、4回目が終わりました。

早いものですね・・・、もう半分が終わりました。








ブラームスに始まり、ドビュッシー、プロコフィエフ、そしてシューベルト。




曲が曲だっただけに、病みに病んだ今回。

シューベルトの、表面的には地味な音楽を、
その良さを理解して、それを表現するまでの道のりはすごく厳しいものでした。


ショパンのマズルカという難曲に向き合った仲間とも励まし合い(笑)、
お互い、この一週間の悩み抜いた頑張りを称え合ったのでした。




僕の師匠の門下は、素晴らしい演奏をする人が多いです。

その中で、沢山の刺激を受けながら勉強できること、
そしてこうやって演奏会に出させてもらえることが、
授業が他に無い僕にとっては、留学生活の核になっているのです。



勿論、日々の練習、毎週あるレッスン、たまに受けるコンクールも重要です。
でも、こうして定期的にある演奏の場を、どれだけの質を保ってこなしていけるかは、
学生生活がどれだけ潤うか、そこにリンクしていくと僕は信じています。

だから、芸大にいた頃も、コンクールで失敗するよりも、試験で不甲斐ない演奏をする方が、よっぽど嫌でした。


そういった意味で、今、意識の高い人たちの中で勉強できていることは、とても幸せだな、
と感じながら、今日、他の演奏を聴いていました。






今日の演奏としては、危うい箇所は全て先生に指摘されましたが(笑)、
音の少ないシンプルな音楽を、良い汗をかいて演奏できたことは、良かったかなと思います。

地味で、退屈な、静かな音楽で終わらせたくなかったのです・・・。

シューベルトのピアノ曲って、無駄に長いだけじゃない、
簡潔にメッセージは伝えられる、そういう音楽だということを、示したかった本番でした。




課題といえば・・・、いつも挙がる、テクニック?(苦笑)
きっと、僕の中で優先順位が低すぎて、改善されないんでしょうね。
これは、毎回反省です・・・。


でも!
音楽と技術、常にリンクした状態で、互いが向上していきたいですよね。

と、苦し紛れの言い訳してみたり・・・。







継続は力なり。


頑張ります。


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